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注目!レッキス工業の会社見学

「モノを作る前に、まず人を作る」という思いからはじまりました。

創業者の宮川作次郎は「モノを作る前に、まず人を作る」という考え方を実践するために、奨学金制度や技能士制度など人材の育成、障がい者雇用の推進や、社会・地域との関わりを積極的に持ち続けることに取り組みました。今でいうCSRという言葉にあたるのかもしれませんが、まだそんな言葉もない当時から、現在の社風につながる礎は築かれていました。

地元の高校や支援学校の生徒さんの職場体験を受け入れ、技術指導はもちろん、働き方やものづくりをしているという楽しさを次の世代に伝えています。

職場体験などでは、 「左利き用の工具」や、「いつもは簡単に行なっている作業が、初めての方には難しい」など、我々レッキス社員にとって製品 ・サ―ビスの提供のヒントにもなることもたくさんあります。

近くの支援学校の生徒さんが授業の一環として、レッキス工業が敷地内で提供する花壇に花を植えてくれています。そのお礼に支援学校さんには防災用品を寄付させていただいています。そのような支援学校とのつながりを大切にしています。

レッキス工業本社工場がある東大阪市のお祭りには社員の有志がボランティアとして積極的に参加。収益金は、大阪府布施障害者雇用対策協議会に寄付をし、障がい者の雇用定着に役立てていただいています。

80年間、一緒に働く仲間 そして大切な戦力。

レッキス工業では障がい者雇用を積極的に推進しています。きっかけは戦時中の人手不足。1937年(昭和12年)に始まった日中戦争では、一般工員の多くが軍隊に徴用されてしまい人手不足で工場の稼働が難しい状態でした。当時、大阪市聾唖学校を訪れる機会があった創業者の宮川作次郎は、耳は聞こえなくても黙々と作業に打ち込む人たちの姿に心を打たれ、この人たちに技術を教えて旋盤工に育ててみようと考えました。当時は、まだ先例のない身体障がい者雇用の先駆けとなり、その精神は絶えることなく今に受け継がれ、欠かすことのできない大切な戦力、仲間となってくれています。

コミュニケーションを図ることが障がい者の就労定着につながると考えているため、全体朝礼や職場ミーティングなどの社内通達や連絡には、必ず手話ができる者がいる状態で行っています。

聴覚障がい者のいる上長は手話を習得し、入社員教育の研修の中にも手話を組み入れています。また、業務開始や休憩時間などを知らせるためのパトライトの設置といった就労環境や障がい者研修施設なども整備しています。

レッキス工業では、全従業員のうち7.7%にあたる14名の障がい者が働いています。(2019年3月末時点)。製造、事務など幅広い分野で活躍。中にはリーダーになる人もいます。

業務の他にも、親睦を目的とし、レッキス工業に勤務する聴覚障がい者自身が作り運営している「みさき会」。2年に1回の旅行などを行い交流しています。

お客様にお会いして直接ご意見をお聞きしないと、モノづくりはできません。

レッキス工業のモノづくりの考え方の根本は「お客様の心を捉えるものを造る」。安全・安心・安定という価値はもちろん、独自性・感動・創造性の3つを開発のポリシーに、現場作業ごとに最適な商品の提供を志しています。実際に使っていただく作業者と作業現場に密着した商品開発のために、お客様の声に耳を傾け共に歩んでいきたいと考えています。そのために必要なのは作業現場を見ること、お客様の窓口となる営業部門はもとより、開発・製造組み立て現場、サポートに至るまで部門・職域にかかわらず、外に出て、自分たちの製品が使われているシーンに実際に接すること、声を聞くことこそが「心をとらえる」基本姿勢だと考えています。

誰もが働きやすい環境が高品質なものづくりにつながります。

レッキス工業が創業したばかりの頃、社員の一部は寮で暮らしており、創業者の自宅に住み込むことも珍しくありませんでした。今ではそうしたことは行っていませんが、会社全体が大家族であるような社風はしっかりと受け継がれています。普段の何気ない会話はもちろんのこと、親睦を深めるための大切な機会として、新年会をはじめとするさまざまな行事を実施しています。たとえば部門を超えた交流を促進するため、月に1度対話会を開き、グループディスカッションを通して互いの理解を深めています。
また障がい者の積極的な雇用は、創業当初からの特色です。この取り組みを続けるうえで欠かせないのは、障がいの有無にかかわらずスムーズにコミュニケーションを取ることができ、働きやすい環境を整えること。誰にとっても快適な社内環境は、メーカーとしての高品質なものづくりにもつながると考えています。
こうした社内での取り組みに加え、地域への貢献も欠かせません。その一例が、週に一度行っている、会社の周囲や駅前の清掃。近隣の方々に「いい会社だね」と思っていただき、社員も働いていることを誇りに思えるような会社づくりを目指していきたいと考えています。
2025年には100周年を迎えるレッキス工業。さらにその先の未来に向けて、私たちが目指す姿を4つのビジョンとして掲げました。まだまだ道半ばですが、敢えて理想の姿を掲げているのは、その夢の実現に向けて従業員全員が不断の努力をしていこう!という決意表明でもあります。

− 代表取締役社長 宮川一彦 −

【4つのビジョン:私たちが目指す姿】
1. 私たちは、独自の技術・サービスを創造し、業界をリードする会社を目指します。
2. 私たちは、最高の製品・サービスの提供を通じて、信頼される会社を目指します。
3. 私たちは、地域社会に貢献し、社会から必要とされる会社を目指します。
4. 私たちは、共に考え、助け合える、働きがいのある会社を目指します。

レッキス工業の考える「モノづくり」という言葉には、製品の加工や組立だけを指すものではなく、
安全に使ってもらうための品質の高さ、長く使ってもらえる充実したサポート体制、
そして作業の快適性を使ってもらいたいという思いが込められています。

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