レッキス工業の品質保証部にはさまざまな検査・測定器があります。
有害物質の使用規制などの環境面のチェックや、安全性・耐久性といった基本性能をしっかり確認するためです。
レッキス工業の製品が使われるシーンは主に建設現場。いずれもみなさんの生活になくてはならないインフラを支えるための製品を作る私たちは、より安全に使っていただけるモノづくりのために、品質検査に力を入れています。
画像寸法測定器
画面上に投影された画像から部品の寸法を正確に測定します。
測定データの統計処理も簡単なので業務効率もアップします。
硬さ試験機
部品の硬さは焼き入れ方法、材質により測定方法が異なるので各種の硬さ試験機を揃えています。
蛍光X線分析装置
材料にX線を照射した時に発生する蛍光X線を分析することで成分元素を特定し、その含有率を測定する装置です。RoHS指令などの有害物質規制の確認などに使用しています。
3次元測定器
ノギス、マイクロメータ、ハイトゲージなどでは簡単に確認できない寸法は3次元測定器で測定します。プログタムを組めば自動測定も可能です。
お客様の元へ出荷した後も私たちはお客様にご使用いただいている製品のことを考えています。それはより長く使ってもらうことが安全に通じると考えているからです。新しい価値を生み出す新しいアイデアを形にしようと試行錯誤する私たちにとって、新しいモデルを使っていただくことは一つの喜びです。しかし、私たちはどんどん新しい製品を買い換え使っていただくことよりも、お客様の使いやすさ・快適さの方が大切だと信じています。建設・工事現場でその使う機材が変わることは、作業する人に余計な負担をかけることになり、それが原因となって現場の安全性や工事の正確性を損なうことにつながりかねない、そう思っているからです。
※レッキス工業では、製造中止後7年（電気系部品は5年）を部品保有期間と定め、部品供給をさせていただいています。
製品をご購入いただいたお客様から届く「お客様カード」のアンケートやご意見は、顧客満足度向上のために役立てています。
テクノサービス部では、お客様情報を登録したデータベースからいつでもご購入いただいた製品や販売店の情報を取り出せるようにして、保守や修理などに役立てています。
ＰＥ管融着機や管内カメラといった電子機器は、お客様から要望のあった修理箇所のほか、把握できていない箇所も分解して点検しています。少しでも長く使っていただくよう努力しています。
認定修理店の技術指導、レベル向上のために、全国を回ってサポート。技術指導も毎年定期的に行っています。認定修理店として認定する講習を受けていただくこともできます。
レッキス工業は「ワーキングアメニティ創造企業」を掲げ、快適な作業と働く楽しさを提供すると同時に作業する方に満足して喜んでいただける商品を提供できるような「モノづくり」に取り組んでいます。
ユニークかつ一味違った商品の提供、品質の高さや充実したサポートに加えて、作業の快適性も大切な性能の一つと考えています。ねじ切り機の機能が向上したとはいえ、まだまだ作業者の技能が求められる現場。作業する人に気持ちよく安全に使ってもらうために、時にはお客様の現場に出向き、製品の使い方を説明させていただくこともあります。それは私たちにとっても大切な時間。実はそのような交流を通して、より使いやすくするにはどうすればよいかなど、お客様のご意見をお聞きすることができる、貴重な機会だからです。
修理・製造部門だけではなく、お客様からの質問に正確に素早く回答できるために営業部門、サポート部門も社内の技術研修を受講し、社内一丸となってサービス品質向上に取り組んでいます。
施工現場にレッキス社員が出向き使用方法を説明させていただくこともあります。合わせて実際にレッキス工業の製品をお使いいただく作業者の方からのリクエストをお聞きして、次の製品の企画・開発へとつなげています。
レッキス工業の本社工場及び営業所にお客様をご招待しての技能講習も開催。お客様が作業されている現場を見る、またお客様から直接いろいろなご意見をお聞きする。この繰り返しがレッキス工業の製品の満足・安全性の向上へと繋がっています。
技能五輪国際大会と第7回国際アビリンピックが併催された2007年の「ユニバーサル技能五輪国際大会」では、レッキス工業は大会運営に協力。若手の技能者の育成にも取り組んでいます。
レッキス工業の考える「モノづくり」という言葉には、製品の加工や組立だけを指すものではなく、
安全に使ってもらうための品質の高さ、長く使ってもらえる充実したサポート体制、
そして作業の快適性を使ってもらいたいという思いが込められています。
